職務経歴書の書き方
- kanda719
- 3月19日
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更新日:10月2日
職務経歴書の書き方
1. 職務経歴書とは?

職務経歴書は、転職活動やキャリアアップの際に求められる重要な書類の一つです。履歴書が基本的な個人情報や学歴を記載するのに対し、職務経歴書はこれまでの業務経験やスキルを具体的に伝える役割を持っています。
企業の採用担当者は、職務経歴書を通じて「どのような業務を担当し、どのような成果を上げたか」「どのようなスキルや経験を持っているか」を確認します。したがって、簡潔かつ具体的に自身の強みを伝えることが重要です。
2. 職務経歴書の基本構成
職務経歴書は、以下の要素を含めるのが一般的です。
① 職務要約
職務経歴全体の概要を3〜5行程度で簡潔にまとめます。これにより、採用担当者が全体像を素早く把握できます。
例: 「営業職として10年以上の経験を持ち、特にBtoB向けの新規開拓に強みを持つ。年間売上○○万円を達成し、チームリーダーとしてメンバー育成も担当。」
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② 職務経歴(時系列または逆時系列)
過去の職歴を具体的に記述します。時系列(古い順)または逆時系列(新しい順)で書くのが一般的です。
記載内容の例:
会社名、勤務期間、職務内容、実績
業務の具体的な内容(どのような業務を担当し、どのような成果を上げたか)
KPIや数値を使って成果を明確に示す
例: 株式会社ABC(2018年4月〜現在)
営業部に所属し、新規顧客開拓を担当。
3年間で累計50社以上の新規取引を開拓。
年間売上○○万円を達成し、前年比○○%成長に貢献。
チームリーダーとして後輩の指導・育成を実施。
③ スキル・資格
業務を通じて習得したスキルや保有する資格を明記します。
例:
マネジメント経験(○○名のチームを統括)
営業戦略の立案・実行
CRMツール(Salesforce、HubSpot)活用
語学スキル(TOEIC 800点)
○○資格(例:宅地建物取引士、基本情報技術者)
④ 活かせる経験・強み
過去の経験を踏まえ、今後の仕事で活かせるポイントを簡潔にまとめます。
例: 「BtoB営業の経験を活かし、新規顧客開拓やチームマネジメントに貢献できます。また、CRMツールの活用による営業効率化の実績もあるため、データを活用した戦略的な営業が可能です。」
⑤ 自己PR
職務経歴書の最後に、自分の強みや今後のキャリアビジョンを記載します。
例: 「営業職として培った交渉力と分析力を活かし、貴社の新規顧客開拓に貢献したいと考えております。また、チームリーダーとしての経験を活かし、後輩の育成や組織の成長にも尽力したいと思います。」
3. 職務経歴書作成のポイント
① 具体的な実績を数値で示す
実績を数値化することで、客観的な評価がしやすくなります。
NG例: 「営業で成果を出した」
OK例: 「年間売上○○万円を達成し、前年比○○%の成長を実現」
② 読みやすいレイアウトにする
見出しをつけて分かりやすく整理する
箇条書きを活用して簡潔にまとめる
フォントサイズや余白に配慮し、見やすいデザインにする
③ 応募先企業に合わせてカスタマイズする
業界や職種によって求められるスキルは異なります。応募企業の業務内容や求める人物像を事前に確認し、それに沿った内容に修正することが重要です。
④ 過去の業務だけでなく、今後のキャリアビジョンを明示
「これまでの経験をどう活かし、今後どのように貢献できるか」を明確に伝えることで、採用担当者に好印象を与えます。
4. よくあるミスと注意点
① 誤字脱字や曖昧な表現
職務経歴書は、誤字脱字があると印象が悪くなります。提出前に必ず確認し、第三者にチェックしてもらうのも有効です。
② 長すぎる文章
簡潔にまとめることが重要です。特に長い文章は採用担当者に負担をかけるため、短く要点を押さえましょう。
③ 企業ごとのカスタマイズ不足
応募企業ごとにアピールポイントを変えることが重要です。汎用的な内容ではなく、企業ごとに調整することで採用率が高まります。
5. まとめ
職務経歴書は、転職活動において自身の強みを伝えるための重要なツールです。以下のポイントを押さえて作成しましょう。
職務要約を簡潔に記載する
具体的な実績を数値で示す
読みやすいレイアウトを意識する
応募企業に合わせてカスタマイズする
誤字脱字に注意し、簡潔な表現を心がける
適切な職務経歴書を作成することで、転職活動を有利に進められます。ぜひ参考にして、効果的な職務経歴書を作成してください!

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